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是清。の部屋  〜 「消毒する感度。」への投 票 〜

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[19275] 消毒する感度。

詩人:是清。

屁理屈を捏ねるあなたと然様ならした土曜日
御空は厭味なほどの青、拒絶されている心持
いい加減眺め飽きた単調な筈の空に
長い間囚われていた事にやっと今気付いた

オキシドール
消毒して清めてくれ
もう何回も廻った心中の十字路に
炉に入れられない固いこころ
いい加減にしたい
もうはぐれるのはごめんと

寒々しい色 湛えて今生の真理とルールに当たる
相当に歪んだ管と 卑下して哀しい道を渡る午後
おんなの失踪が感じ得る 茨道
踊らされて草臥れて擦り切れた咽喉

オキシドール
漂白して諌めてくれ
いつか寂しさに攫った禁中の里心に
理解し得ない曲った感情
いい加減にしたい
膝抱える強すぎるこころと

熱源探知に役立たぬ人馴れの無い言動と
鰯雲に占領されたコック・ピット
幼い女
今一度逢瀬の手段をと考えられぬ弱気なこころ

駄目になってしまった最低限の育成目標 弱いこころ
頑丈な精神に寄り付く甘さは無いわ
歪に傾いた心と 蔑み虚のほとり走る午後
発狂した太陽に似た色の声 爛れそうな甘味を感じて
臓腑が焼け焦げそうに嫌悪する、割れそうな夜の℃と。

2004/10/26 (Tue)
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