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[189371] 幸福の手紙

詩人:清彦

私は人生を無駄にしていないか

私は私以外をよく観察し

よく眺め、よく思い、

堪能しきれているだろうか


人生は愉しい

愉しい景色なのだ

五感を活用して

存分に味わう方が良い


ただのひとつの

100円のパンですら

パッケージをよく眺め

主成分を確認し

よく噛むほど良い味を楽しみ

飲み込む時には

食道を通って空腹を

幸福を満たすこの感覚

パンが私の身体に成る喜び




全てを吟味して

よく生きているだろうか



眺めた事のない景色は

感じることは出来ないのだ

眺めるとは何だろうか


私は私の中に世界を持っている

蓄積された膨大な記憶を

時には鍵として

あるときは答として

実は全て繋がっていく



そうすると思いつく

私と私以外に

何の区別が必要か

むしろそれは不可能ではないか

空気ですら

私を取り込んで

私も空気を取り込んで

情報ですら反射のように

人々を行き交って


もろもろの全てに

実は線など

在っても無くても善い

それがすべてであり

ひとつなのだと


それならば、

物事は量に拘らずとも

幸福の器は満たしてしまえるのだと

私は何度でも私を愉しませよう



朝方、太陽の光と

ある一日の始まり

呼吸が美味しい

風になびいて揺れる木葉が好き

電車に揺られながら読書が好き

あるときは

人々の悲しみ、痛みさえも

ドラマティックは美しい


詩人

言葉に託す想い

頼りなく、素晴らしい

ひらひらと、たんたんと

吹く風にのって





2015/10/06 (Tue)
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