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[193706] 春の嵐

詩人:清彦

人は過ちを繰り返す

信号待ちの交差点

本当はいつ飛び出したっておかしくない

もう、呆れるくらいに

幾度となく繰り返した痛みだ


出会う時はそう、突然

嫌な予感と並行して進む

その場任せの楽しさ、欲情

君を見ながら、でも今度は

僕は自分自身も見ているよ


どーしてか今までだってさ

上手いこといったりいかなかったり

どっちにしろ

出会いには欲望が付き添いで

愛しさに痛みは常だってのにさ

わかっていながらも何度もホラ


また自殺するみたいに僕は

美しい空と水平線の見える崖に

向って歩いて進んでる


集中して、よく感じてみな

ここには風しかないよ

僕を暗い渦へと誘う

轟音と突風

容赦なく叩きつける

春の嵐のような痛みだけが

2017/08/27 (Sun)
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