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[185534] 失笑

詩人:清彦

ろうそくの灯りが僅かに揺れながら

それでも微かでも なお 灯るように

間違いなく鼓動を続けてくのでしょう


過去に自分探しを始めて

何もかもが違う気がして

全部やめたくなっちまった


何よりも恐ろしい事は

この代わり映えしない景色が

永遠に続く事なのさ

焦って何かを探したって

見つかったものには

下らない子供騙しの

トリックがついている



道化師の化粧を剥がしてみれば

それは そいつは どうしてか正体は

僕 でした


今 見えるモノ

もう一度 よく 眺めてみたら

本当の事など

どうでも良くなって

そのたびに僕はまた

「下らない」と満足そうに

失笑するのさ

2014/07/14 (Mon)
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