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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 「光」への投 票 〜

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詩人:甘味亭 真朱麻呂

飲みかけのジュース それは始まりかけた近くて遠い悲しみの足音が近づく合図
半分くらいになってから回り始めた絶え間ないこのせつなさ
最後の一滴になってからはもう一言さえいえない 終わりだけは許してね、独りよがりな時間だと理解したうえでの自分へのいたわり
産まれてきた子供に君はいつか時間を使いきったら死ぬんだぜって伝えられるのか?
そんな事伝えてもきっと幼すぎる子供はただあやしてほしくて純粋な瞳でこちらを見つめるだけ
大人みたいになにかと疑ったりその奥にある疑惑を見透かそうとしたりなんかせずに

必要のない笑顔 それでも浮かべたい そのわけは あえて
いわないでいいよね

僕の中に光り輝く星よ
天までこの思い
出向けぬのなら届けて
神様への気持ち

そのすべて

何年かかってもいいから
頼むよ 君だけが僕の希望

その光なんだ

僕というストーリーその途中のページでやがてかき消される
失敗作みたいな人生に悲しんでたってきっとだれもシカトさ

だからこそ
光が欲しい
だからこそ
希望にすがりたい

僕は1人願う
この果てない空へ
僕は1人祈り
流すんだ あの空に

笹舟を流すみたいに

光をひとつにして
この場所に

今までのすべての時間を飲み干してしまう前に僕に本当の幸せを一度でいい

見せておくれ

一瞬の永遠になる前に

スローで見たいよ。

2008/07/21 (Mon)
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