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[132853] 人は海を行き地を歩く旅人

詩人:甘味亭 真朱麻呂

人は皆それぞれがいろんな悩みや迷いと日々闘ってるね
それは誰かとの関係だったり様々だね
でも一つとしてずっと抱えていたい物じゃないんだ

さびしくってわびしくって切ない想いを誰に打ち明ければいいのか
わからなくってもうすべてこんがらがって
八つ当たりしたりその苛立ちが他人に飛び火したり
傷つけるような言葉を無意識に口走ったり

自分をここまで追い込んでるものはなんなんだ
大丈夫なんだとへたに納得させようとするたび
悲しくなって むなしさにのみこまれていく
それはたとえれば見つめる視線の先の夜空に輝く星のひとつさえつかめない
そんな気持ちがふと心を突き刺すんだ
鋭い刃で刺されたようなはげしい痛みが僕をさらなる闇へと突き落とした

ふいに耳をかすめる口笛がきれいに飾りすぎた思い出を心のスクリーンに映すよ
水面に浮かぶ小さな葉っぱのように
水の流れにさからえず流れてゆくから
宛のない旅をする人間のように
生まれた意味もわからないけれどかといって自ら命を絶とうとはしない
きっとそれこそ僕があの日生まれてここにいる意味でこれからを生きていく意義だと形のない想いを握りしめて
カッと空を睨んだ
おぼろ月夜

さらさらとわけもなく流れてゆく
そう皆 誰もボロボロの色あせた葉っぱなんだね
そのやわらかい身体で 汚れたまま
引きちぎられても涙こらえて
次の場所へ
さらなる旅へ行くために船を漕ぐ
人は船乗りでもあるんだ
時間というオールを漕いで終わりという名の岸に着くまで
漕ぎつづける涙の海の中を進む船に揺られながら 自分の船が沈まないように
慎重に 目的の場所を目指し誰もが行くんだね

方位磁石など役に立たない
今 どれだけ命のメリットが残ってるかもわからないのと同じように進行方向から向かって目の前にある現実しかわからない いつも。

2008/10/13 (Mon)
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