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[135870] 自分のままで

詩人:甘味亭 真朱麻呂


僕は僕自身で書く詩とは逆をやる詩人
詩人は詩人でもうちなる正しさを外へ放出し態度にあらわすことをしない
だから僕は僕自身を僕自身で腐らせだめにする ばかなヤツ

詩人だからとか総理だからとか 関係ない
偉さも人との釣り合いもすべてふつうだよ
特別な人間なんていない 僕自身なりたいとも思わない
ただそれが好きだから好きなことが延長して周りを驚愕させてしまったりするだけ
少なくとも僕はそうだと思う
うちなるものを売り飛ばすのもいい
うちなる才能を天才だと言い切るのもいい
でもそんなのはばかのすることだ
だから僕はばかだからばからしくばかなことをしたいと思うとことんからだの中の中までばかなんだ
だから僕は僕自身を天才と呼び時にばかとも呼び
いい作品を生み出そうと躍起になる
そして結局は金だとか何だとかいう前に好きだから書く
それが前提なんだろうな なにをいってもそれにしても
きっと好きじゃなかったら書かないしそんな時間は無意味だ だから僕は今詩を書く、より高みへ飛ぶために、より見晴らしのいい場所へ飛ぶために、今はたぶんこれだけが僕を動かす原動力

金よりずっといい詩を書きたい
そんな思いだけでみんな詩を書いたり自分の人生生きたりしてる
なにも変わりなんてない
人も詩人も
才能なんてなくたって
天才なんて言われなくたって
自分がそう思えばそれでいい 君は天才だ
世の中なんていつだってわがままだ
評価なんていわば下馬評だ
だから自分なりに歩けりゃそれで十分すばらしい

僕はそう思いいつも机に向かい詩に向かってる
そして絶え間なく続く毎日や現実や何かに向かってる
不安にも真っ正面から偽ることなく体当たり
偽ったりはばからしいよ
だから僕はなにに対しても変わらず僕のままでゆくだけだ
ただそんだけ
そのために傷つくんなら本望だ。

2008/12/09 (Tue)
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