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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 「涙がとまらない」への投 票 〜

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[137057] 涙がとまらない

詩人:甘味亭 真朱麻呂


なぜか頭の中に懐かしい景色が通り過ぎるたびに涙があふれてくるんだ
ただ熱く燃えるようなせつなさに 僕の涙はとまらなくなる
子供のころはばかみたいに早く大人になりたいななんて思ってた
それでもほら気づけば僕いっぱしの大人です
なってしまえばただほろ苦さと願ってしまった僕のばかさ加減に呆れるだけで後悔が駆け抜ける
あの頃 見てた大人の世界はまるで夕暮れみたいに美しすぎた 幼い目には輝く光ばかりが目立ってしまっていた
でも 今 扉をあけてその世界を知ってしまった僕はあまりのつらさと悲しみに涙しちゃった
惑わされたわけじゃないし惑わそうとしたわけじゃないだろうけど子供にも甘やかさず無駄な心配をせずうまく理解できなくても現実の厳しさを簡単にでもいいから教育するべきだったね
現実と理想との狭間
そのギャップに涙がとまらない
いきなりの社会との拒絶 その距離
落とされた世界でなにが楽しくてなにが素晴らしいとお思いですか?
時々わからなくなるその価値と意義とホントのところ

涙がとまらないんだよ
誰か 誰か 止めて
さもなければ心配して
このままじゃ僕
壊れかねない
もう もしかしたら
壊れてるのかも

若いのにすでにガタがきてるよ
この肉体 精神
カルテには偏頭痛の横に社会不信による重度の鬱と明記しておいて
症状は以下の通り
死ぬほどつらい苦しみ
腹の底から
つま先まで
えぐるようなせつなさ

ああ 涙が 涙がなぜだか意識とは別に限りなくあふれる
癒えない傷に見えない涙がしみて ひりひりする
涙目で白旗あげる僕にさえ誰一人気づかないまま
あろうことか素通りする人もいる
なんでこうも世の中に吹く風は冷たくて容赦ないの?
すきま風でもからだの芯から凍えてしまう
ああ 無情のさなか
それでもこの冷ややかな運命は速さを変えずに一定の速度で廻る。

2008/12/27 (Sat)
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