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[142197] 永遠の花

詩人:甘味亭 真朱麻呂


なぜ僕はここに生きてるんだろう なぜ泣いてまでも立ち上がるのかな
生まれさせられた理由もきかされたおぼえはないけどなんとなく明日も生きていたい
きれいごとにきこえてしまうけど僕は明日も生きることが自分の生まれた意味を見いだすための近道と思いそこから意義を探す

永遠に咲かない僕という花は君も同じだから 同じ痛みをともなう
暗い宇宙の小さな惑星に生まれたただひとりの永遠の花

僕はだれが忘れても君を忘れないから
この涙はいずれ大きな笑顔になるんだ

だからさよなら 涙
明日までおやすみ
今日は今日で笑おう

自分の生まれた意味や理由など今はわからなくてもそのうち見つかるさ
君を見ててそう思った

明日は明日の風が吹くって気ままな旅人は雨降りの空を見ても笑っていた
だれもがそれをばかにしても君だけはちゃんと見ててくれた
ありがとう

アスファルトにふたつの影
その角を曲がればいつもの僕らのアパート
そこに幸せはある
幸せの咲くべき場所はそこだけ

涙は知らぬ間に乾くからそのあいだに眠るとしよう
涙が心の汚れを洗い流してくれる 顔にこびりついたつくり笑いも消してくれる

なぜ僕はここに生きてるんだろう なぜ泣いてまでも立ち上がるのかな
生まれさせられた理由もきかされたおぼえはないけどなんとなく明日も生きていたい

毎日間違い探しばかりだ
それでも自分は自分の 君は君のいいとこわかってる
なおかつふたりはお互いのいいとこわかってる
これ以上なにがある?
それだけでもう一生ぶんの幸せだよ

こたえはほら意外と近くに咲いてる
こうして目を閉じれば僕の些細な落ち込みようにも気づいて優しい言葉くれる人
思っていた以上に素晴らしい人
僕はなんて愚かなんだろう
君の手を握り本当の愛に触れた
生きていく意味はだれよりも僕のそばにあるんだね…。

2009/04/12 (Sun)
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