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[142591] 旅人は荒野をめざす

詩人:甘味亭 真朱麻呂


僕は気ままな旅人で
君も同じく旅人で
この人生は旅路で
君にとっても旅路で
悲しみは僕にも悲しみ
君にも同じく悲しみ
目に映る世界は同じ
行き方が違うだけ
生き方が異なるだけ

だけど旅人 君は旅人
鳥の翼のような自由な心でどこまでも地を歩く
地上が僕らには空で
僕らはその空を飛ぶ鳥なんだ
旅人という鳥なんだ

薄汚れたスニーカーで時間を縮めてゆく
砂時計は少しずつたしかに生まれた瞬間から落ち続けてる
今も 明日も いつまでも死ぬまで

だから死ぬまで僕らは旅人
そこに道があるかぎり
ありふれてても同じ世界でも旅をする旅人
大げさな旅人

僕ら旅人
なのに宛がない
そもそもなぜ歩いてるかわからない
それなのに歩いてる
生まれたからここにいる
不思議なほど意味が伝わらないね
でも旅人は向かう先もわからない場所に向かう
僕や君が笑える場所をめざす

冷たい風に吹かれても
旅人はなぜか死なないで進む
荒野をめざす旅人のように
悲しみに向かって歩き続ける
途中で喜びに出会っても笑いきれずにわびしいのに無理に笑ったり

雨なんか涙に比べりゃ小さいよ
そういう僕はいつまでも旅人
いつまでも旅人
おろかで世間知らずの旅人
そんなんでも旅人
ただ生きる
それが旅人
ただの旅人。

2009/04/22 (Wed)
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