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[90836] 橋の途中

詩人:あいく

淀の川

朝日散せる

細波の

光は生駒の

裾飾る珠


淀川を渡す
大橋を通勤にて
自転車で渡ります
寒に気澄み渡る
この季節は
川面に映る
朝日の光の
眩しいことよ
風凪ぐ穏やかな
日であれば
水面にはくっきり
朝日の輪郭を
浮かび上がらせます
風が水面を揺らせば
朝日の影は瞬く間に
四方に散り散りに
珠をまかしたように
広がります
遠くに望む
生駒の山の
裾野を飾るように
日ごと表情を変える
水面の光を
冬の通勤の辛さの中
僅かな慰めにと。。。

2006/12/06 (Wed)
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