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礼宮月過の部屋  〜 「雨粒」への投 票 〜

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[84066] 雨粒

詩人:礼宮月過

肩が震える

嗚咽が漏れる

俯いた顔に水が伝う

雨粒が足元を濡らす

肩に雨粒が染みる

屋上のドアが閉まる音

なんでだろう
どうしてだろう
どうしてこんなにめがいたいんだろう

どうしてこんなにかなしいんだろう

別に

好きになって欲しかった訳じゃなかった

なのにどうしてこんなにかなしいんだろう

雨粒が頬を伝う

水が頬を伝う

この水はきっと雨粒で

涙なんかじゃない

涙なんかじゃない

僕は泣いてなんかない

でも

それなら、どうしてこんなにかなしいんだろう

2006/08/20 (Sun)
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