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[195504] 火花

詩人:みなみん


目を閉じると
火打ち石をカチカチとした時に飛び散る
火花みたいなんが
脳裏に浮かんで眠れない

体中に張り巡らされた
透明の触覚が
半径1m以内のものに
敏感に反応する

Wi-Fiをもキャッチしている気分
人から人へ
空気と呼ばれる電気が
飛び交っていて

それを何回も何回も
受信している
体はマナーモードで
声は出ないけど
心が静かに震える

昔の嫌なことを思い出す
あいつら全部見返してやりたい
あいつも、こいつも、

パッシパシの炭を
口にぶち込んでやりたい
その口の中を
愚痴のシャワーで洗い流してやって
もう腹の中まで真っ黒グロ

脱臭炭にして口臭を消してやる
そういえば

息は臭いほど
風船は浮くんだ
ニンニク食ったから
割れたらくっせぇぞぅ
一緒に歯も浮き上がってくんだ

悩みを含んだ風船は浮かばないんだ
ため息ってのは
どうも重たいらしい

外を歩けば
沈んだ風船ばっかり
踏まないように気をつけるから
みんな下を向いて悪循環さ

悩みを含んだ風船は割れない
針で刺しても
しおしお萎むだけ

わたしは
流れるプールで
素麺になって
誰にも食べられないスピードで
一生を終えたいのか
それはそれで寂しいな

素麺が死ぬ時は食べられた時でしょうか
「美味しい」の声を聞いたら殉職でしょうか
人は誰かに悲しんでもらえてこそ殉職でしょうか

分からないね
本当にあいつも、こいつも、
見返してやれたら満足なのかな
大切な人はそっちじゃないのにな

とりあえず
火花はまだ鳴り止まないし
無理に眠ることはない

2019/03/22 (Fri)
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