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[104195] 塞がれた窓

詩人:tyuuya

狭いが夕暮れが過ぎた死魚が泳ぐ一体。
指先から力を込め、細長い窓枠を閉めようと、足先から脛にかけ、霧状が吹きかかる。
ポールにハンガーを掛け、垂れた衣服も湿り気を帯び、責影に淡蒼が交じり、それは汗ばんでいた。

俺に近付いてくるのは知るまでもなかった。
蛍のエメラルドの灯達
いつまでもどこまでも女神達は儚きえくぼで微笑み続ける。

紅く硬直した頬
原因不明の発熱気

腹の裏から沸き起こっていく長き流砂

海の背は眉を描き、そこへ往こうか

2007/06/26 (Tue)
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