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[159525] シャドーアリアドネ

詩人:トケルネコ

落ち葉に舞う椅子の写真
秋風がサフランの匂いを窓辺に飾る

ただクチビルで話す事と 喉を震わし祈る言葉は
千の針を呑み込むほど 違うものね

貴方はまだ忘れたくないと 世界地図を眺めてるけど
幾億の流れ星の去き着く場所なんて みつからない

それは名前の届かない風景

美しい波紋が流れることもなく
硝子の夜空に映っている


誰がダレの灯を奪うのか
神サマは綱引きの一方にはいないのよ
それは涙では溶けない秘密の物語

だから 時計の針を止めてばかりの手に
傷つき震えてばかりの紅い指先に
もう一度だけ最後のキスをさせて

貴方はまた取り戻したいと宇宙の果てを想うけど
幾億の流れ星の始まりでは 誰もずっと一緒なのよ


ただ 何度も夜は訪れるから
声を掠う秋風はクチビルを乾かすから

そっと祈ることしかできないと

空っぽの椅子に飾る影の重みが

柔らかく歩みだすことを許さないのね




2010/08/15 (Sun)
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