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[163716] ふるさとの唄

詩人:どるとる


明星の光よ
またたきながら
僕を包み込む
優しい光よ
目を閉じた暗闇に
浮かぶ白い光

少しの汚れもない人
懐かしいものばかりであふれてるふるさと

帰ってきました
たくさんの野菜や思い出話を風呂敷に包んで持ってきました

我がふるさとに帰ればこんなにもたくさんの笑顔に出会える
たくさんの涙に出会える
尽きることのない思い出話の話しきれない分はまた来年話そうね

いるだけで ここにいるだけで 安心できる場所はそうはないよ

我がふるさとよ
ささやかなれども
唄にこめて
伝えよう
届けよう

これが僕の
ふるさとの唄

人には誰も帰る場所がある
その場所は世界のどこよりきっと懐かしくあたたかい場所だから

帰りたくなるのさ

石頭の親父の顔がほころんで
神経質なおふくろの顔が優しくて

僕は帰ってきました

よく帰ってきたねと
僕を迎え入れてくれる優しさがそこにはある

だから帰る
迎え入れてくれる場所があるから

我がふるさとよ
ちいさいけれど
お礼のかわりに
伝えよう
届けよう

これが僕の
ふるさとの唄

帰ってきたんだな
そんな顔してくれる
誰かがいる幸せ
そんな顔になれる幸せ

そんな幸せが待っている 僕を待っていてくれる場所がある

ふるさとはそんな場所です

ふるさとはそんな場所です。

2010/12/30 (Thu)
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