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どるとるの部屋  〜 「闇」への投 票 〜

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詩人:どるとる


今 目の前にある時間を追い越すために何かを犠牲にして前に進む
誰もが孤独を抱きしめて苦汁を味わって
眠れない夜の中
人生とは何かを思う

自問自答の日々は続く
いつまでもきっと答えは出ないけど
またそれもひとつの答えだから
べつに悲しいとは思わないよ

何かを手に入れるためには
何かを犠牲にしなきゃならない
その何かは選べない
何を失うかはわからない
そんな言葉を何かの文献で見つけたよ
でも僕は何もいらない
何も失いたくないから

僕の中に咲く花の名前はきっとろくでもない名前なんだ
そんな思い込みで自分を腐らせて
いつしか闇の中

孤独という宇宙を抱きしめた 僕は太陽系 神様にでもなったつもりなのか 全てを悟ったような顔で もう僕はだめだなんて
わずか20代の挫折

世の中が早く いっそのこと 全てがなくなってしまえばいいのになんて ろくでもないことをまた考えてしまう夜に僕はひとりわけのわからない悲しみに涙流してる

さあ ひとりひとりの人生に必ず与えられた問いかけに正直に答えなさい

あなたはこれからどうするの?
これから
これから
これから
尽きない質問は僕を狂わせる

次の質問に簡潔に答えなさい

あなたは生きていることに自信を持てていますか?

補足、その答えに頷けないならばあなたはその思いに正直になって即命を投げ出せますか?

僕はうなずけもせず
否定もできなかった

中途半端
曖昧な
毎日

自分自身を信じることを自信というならば 自分自身さえ信じられなくなった僕にはどんな言葉が光になってくれるのかな?

まだ僕は闇の中
見つからない
答えに遠い目で死を見てる

何色にも染まらず
混ざらない
漆黒の闇に のみこまれてゆく自分を見ていた

時代は流れ答えに戸惑ってるいるうちに
やがて たどり着いてしまう その時僕の答えは ただ見果てぬ夢と笑われたのです。

2011/05/05 (Thu)
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