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[184493] 僕がついた嘘

詩人:どるとる


嘘をつくのは誰のため?
嘘をつくのは何のため?
傷つかないように傷つけないように
プライドにガーゼをあてがうように
自分を守って 自分を庇っています

重ねた嘘の分だけ雨は冷たく この胸を
じわりじわりと濡らすだろう

つき続けた 嘘はやがてその重みに
耐えきれずに 心を押しつぶすよ

何かを必死に守っていたようで
何も守れちゃいなかった
何かと必死に闘っていたようで
相手のいないリングの上で
自惚れて格好をつけていたよ

拭い去れぬ弱さの影を 僕は一人見つめながら
退屈だと ほざいては 自分がついた嘘からずっと目を反らしてた。

2014/03/30 (Sun)
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