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[184932] セピア

詩人:どるとる


忙しなく流れる街並み
夕暮れは空をあかね色に染めて
僕は少し冷たい風に包まれて家路を歩く

なんにも恐れることなど無いはずなのに
どうしてだろう
心は見えない不安にふるえてしまうよ

人混みの中にいても拭えぬ孤独

寂しさを紛らわすなら 誰でもいいわけじゃない
だから、僕はずっと寂しいまま
たまには泣いたりもする
本当の孤独は 人の心の影に棲み着くもの

身を守るために見えない鎧を着て
とりあえずの打開策として 誰かの優しさに甘えてみるのも
悪くはないかなと

揺られてみるのさ月明かり夜明け前の誰もいない遊歩道

答えはいつも風の中に 消えてしまう

悲しみはどんな幸せの中にだってあるものなんだよ
誰ひとり 生きる悲しみから逃れるすべはない
だからせめて誰かの優しさに 寄りかかって
愛なんてきれいごとで 傷ついた心を慰める

僕もいつか 会えるかな

寂しさを紛らわすなら 誰でもいいわけじゃない
だから、僕はずっと寂しいまま
たまには泣いたりもする
本当の孤独は 人の心の影に棲み着くもの

悲しみはどんな幸せの中にだってあるものなんだよ
誰ひとり 生きる悲しみから逃れるすべはない
だからせめて誰かの優しさに 寄りかかって
愛なんてきれいごとで 傷ついた心を慰める。

2014/05/10 (Sat)
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