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[185131] シネマ

詩人:どるとる


僕らは物語の続きを読んでいる
僕らは流れる時の途中を生きている

瞳に映る世界は本当だけれど
それも君が生きている間だけの本当だ

でもね目の前にあるすべては 嘘でもまやかしでもないよ
それだけはわかる

いくつもの時代が
いくつもの人々の生き様が
すれ違っては 交わっては 絶えず
入れ替わり 立ち替わり そこに新しい今を築く

描き出す足跡 目には見えない生きた証を刻み込め

この物語は僕を約束された終わりへと連れて行く
しなやかに引かれた時の曲線 果てへと伸びる

映し出された 世界は誰にでも同じ世界
血さえ鮮やかに映す
いかさまもずるも出来ない 時計仕掛けのシネマ

頭の中で回り続ける歯車は
やがて錆び付いて動けなくなる

そこにある人々の営みの数だけ
物語はあって 君にもあるんだよ

僕は僕の物語の中で生きている
君は君の物語の中で生きている

いくつもの葛藤が
いくつもの人々の暮らしが
折り重なるように 積み重なって そして
つながったり 途切れたりしながら
今日も君という物語が続いてる

目を閉じたときの暗闇を恐れるのは 光を知っているから

この物語は 誰もを取り巻きながら 続いてく
ページは絶えず捲られていく 止まることはないのさ

映し出された世界は誰の味方でもない
命さえ惨く奪い取る
誰にも手を差し伸べることはない 無関心というシネマ

この物語は僕を約束された終わりへと連れて行く
しなやかに引かれた時の曲線 果てへと伸びる

映し出された 世界は誰にでも同じ世界
血さえ鮮やかに映す
いかさまもずるも出来ない 時計仕掛けのシネマ。

2014/06/03 (Tue)
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