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[185898] 言の葉

詩人:どるとる


僕は誰かの代わりにはなれないけど
君を好きになることなら誰にも負けない

柄にもなく頬染めて並んで歩く帰り道
先に手を差し出したのはどっちだったかなあ

たまに喧嘩をしたりすれ違うこともある
でも、そのたびに心がまた近づく

何気ない言葉で 己の至らなさに気がついて
慰めたり 慰められたり

くだらない会話の 終わりに生まれる静寂は
抱きしめてしまえば埋められるさ

君のことが 好きだよ
恥ずかしがらずに
言葉にするよ
見えてるものより大切な見えない何かがその時 生まれたんだ

僕は椅子や机と同じさいつか壊れる
だからたったひとつの命を大切にする

僕より長生きしてよねって君に言ったら
私はひとりぼっちになるのは嫌だって君は言った

じゃあ二人で長生きしようねと笑った
そんな時間が何より好きだよ 心が笑うから

何でもない仕種の片隅 確かに灯る愛
見つからないようにひっそり隠した

終わらないものなんて何ひとつない世界で
終わらないものを望むのは悪いことじゃないはずさ

言葉はいつも 身勝手さ
時には嘘も入り混じる
だけど 心には逆らえない
手をつないだときのぬくもりには嘘はつけないよ

何気ない言葉で 己の至らなさに気がついて
慰めたり 慰められたり

くだらない会話の 終わりに生まれる静寂は
抱きしめてしまえば埋められるさ

君のことが 好きだよ
恥ずかしがらずに
言葉にするよ
見えてるものより大切な見えない何かがその時 生まれたんだ

君を本当に 好きだってわかったんだ。

2014/08/06 (Wed)
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