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[187937] この街のともしび

詩人:どるとる


ほら今日も 日は暮れて
人通りも まばらになって
誰もが帰り道を歩いてるだろう頃
僕はなにをしているんだろう
そして君はなにをしているんだろう

僕は今日あったこと
ひとつひとつ思い出しながら
たまに君の怒ったときのふくれっ面を思い出して 吹き出してしまうんだろう

そしてこの街に住む 何人もの 人が こぞって 集まって
刻んでいく物語 それは永遠じゃない
いつかは尽きてしまう時間を 待たせてる
そんな 悲しみを はらみながら続く毎日
だから 永遠じゃなくても 限られた時間の中で人は誰かとの時間を大切にする

そんなありふれた気持ちの片隅にそっと灯っている
それが幸せというものだと思う

小高い丘から見下ろす 色とりどりのたくさんの家
住む人も違えば 性格だって違うよね
女の人もいる 男の人もいる
若い人 年老いた人 大人も子供もいる

すべての人と仲良くするのは難しいかもしれない
でもね 嫌いな人はいても いなくなってほしいと思う人は一人もいないんだろう
僕の知ってる人もまだ知らない人も
これから出会う人も二度と出会わない人も同じようにこの世界に生きている

僕にはそんな一人一人の生き様がこの小さな街に 灯っているように見えるんだ
ほら 笑ったり 泣いたりしてる
そんな なんでもないことを繰り返して
少しずつ幸せは形になってくるんだよ

今は見えなくても 明日は今日よりもあざやかに見える
この街のともしび

そしてこの街に住む 何人もの 人が こぞって 集まって
刻んでいく物語 それは永遠じゃない
いつかは尽きてしまう時間を 待たせてる
そんな 悲しみを はらみながら続く毎日
だから 永遠じゃなくても 限られた時間の中で人は誰かとの時間を大切にする

そんなありふれた気持ちの片隅にそっと灯っている
それが幸せというものだと思う。

2015/03/28 (Sat)
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