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[189904] ひとにぎりのロマンス

詩人:どるとる


世界の下ごしらえ
すましたのなら

弱火でコトコト
煮込むのさ

なかなか一筋縄ではいかないやつさ
だからね面白いんじゃないかと歌う

たとえばいつか 歌ってた 愛や夢を
ロマンスという魔法の言葉に変えて

僕は 君に幾千の星を降らそう

ひとにぎりのロマンスだ 今夜は

わくわくし通しのパーティーだ

招待状なんか いらない

誰もが 踊って 歌って 騒げる

魔法じかけの 夜

覚悟はいいかい?

雰囲気にのまれるな

夢から覚めたくなくなるの

世界中のレシピ
知ってるコックでも

知らない 味わい
舌を うならせる

なかなか どうして楽しい気持ちさ
どうしてくれるんだ既に引き返したくない

虜なんだ この危うい 幸せに
僕は 帰りの切符まで買っていないことに

今さら気づいてしまうの突然に

ひとにぎりのロマンスだ 今夜は

わくわくし通しのパーティーだ

招待状なんか いらない

誰もが 踊って 歌って 騒げる

魔法じかけの 夜

覚悟はいいかい?

雰囲気にのまれるな

夢から覚めたくなくなるの

君を愛さずにはいられなくなるの

それを愛と 欺けば

なんて素敵なロマンス

ああもう帰りたくない。

2015/11/18 (Wed)
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