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[190246] ダンデライオン

詩人:どるとる


通り過ぎていく 背中にそっと
呟いた言葉を 君はキスで かき消した

少し早い 桜の開花を期待しながら
年の終わりに そなえて支度する

変わらないんじゃなくきっと
変わろうとしないだけだと なぜ思えない?

でも変わろうにもどんな色に 染まればいいかわからない

だから何度でも 僕は 僕に 生まれ変わる
どっつつかずの想いと旅に出る
宛どもない旅の始まりは こんな雪の朝

君の顔はまるで季節外れの冬に咲いたひまわり
どんなに不利な状況でも 握り拳つくれるだけの力をくれるよ

あわよくば神様 この予感を嘘と言って
期待はずれの奇跡を待つだけしかない

このままどこまでも伸びた平行線
いつまでも終わらない工事のようだ

答え合わせをしていたら さっきよりも
迷いはさらに深くなってしまった

なにが正しくてなにが間違ってるか
そんなことを考えるからこんがらがる

明日のずっと先の今日を 考えていたら
今いる世界もさほど悪くはないと 妙な諦めに 説き伏せられる

駅前広場に 立つツリー 強くなりたいダンデライオン
駆け抜けていくのは 頼りない僕の小さな影

夜の闇に のまれて
あらすじもなにもない物語は 取り急ぎ続く

だから何度でも 僕は 僕に 生まれ変わる
どっつつかずの想いと旅に出る
宛どもない旅の始まりは こんな雪の朝

君の顔はまるで季節外れの冬に咲いたひまわり
どんなに不利な状況でも 握り拳つくれるだけの力をくれるよ

歌ってみよう 叫んでみよう 膨らむばかりの声を
アイラブユーと 言えれば カッコいい
今のところは
ラブアンドピースと言えれば それでよかった昔は。

2015/12/15 (Tue)
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