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[190249] 黄金の夜明け

詩人:どるとる


水平線から 波をかき分けて
太陽が ひょっこり顔を出す朝

夜明けの街 海鳥が鳴く 誰かのポケットに
輝く夢は そっとしまわれてる

コインの裏と表 見比べても 大した差違なんかない

今日と明日みたいに間違い探しなんかしても意味はないのさ

駆け出すその一歩で
世界はいくらでも変わってゆくよ

サイコロ転がすように 出た目の数だけ進むような
運任せの旅じゃない

明日何が起きるかもどんな天気かも
わからないから不安だけどそのぶん 楽しいのだ

ほらうかうかしてると 置いてっちゃうよ
もう夜は明けたんだ

地図を広げても どこにも載ってない
未来という島は 望遠鏡でも見えない

宝物だった日々は色褪せていくばかり
いつまでもきれいなままじゃない

まぶしくて それでいてどこか優しくて
そんな笑顔がいつもそばにあること

目の前にこぼれてる空と海の青
地平線なんてない この世は終わらない

道なんか必要ない 踏み出せばそこが道になって 僕をまだ知らない明日に連れてく

心の中に旗が揺れている 何かに恐れながらも 期待に満ちている表情で笑うのだ

いつの間にか こんなにも
たくさんの 光が僕を 取り囲んで
同じ空を見上げる 僕たちには迷いなんかない
目指すは ただひとつ
誰もいまだ知らない場所
手にしたことのない明日

駆け出すその一歩で
世界はいくらでも変わってゆくよ

サイコロ転がすように 出た目の数だけ進むような
運任せの旅じゃない

明日何が起きるかもどんな天気かも
わからないから不安だけどそのぶん 楽しいのだ。

2015/12/16 (Wed)
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