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[190670] 夕暮れ

詩人:どるとる


夕暮れに包まれた 街並みが
流れる景色を 優しく抱きしめてる

混みあう 道を走る車を横目に
なかなか見えない空を眺めていた

どうしてだろう この切なさは変わらない
日暮れ前の 僕の心もあの空と同じ色に染まるんだ

「夕日に染まった顔が赤くなってる。僕の背中に かかる君の重さが 心地いい」

さあ 家に帰ろうか 今晩の夕飯まだ決めてないよって 笑う君を見て 僕も笑う

そんな 毎日が ずっと続くように 願う

終わらない旅路の果てに何を夢見てる?
「何のために」なんて 答えのない問いかけに

決まりきってるというような顔で
意味ありげに笑ってみせた

生きる意味なんてものはないに等しい

「なぜか幸せです」 そんな瞬間を積み重ねて行こう

時計に追われて 忙しくしている
でもその忙しさは君に会うための小さな頑張り

広く見渡した世界は たくさんの笑顔と涙に あふれてる
こんな幸せの中に僕もいるんだね

それだけで幸せだと思う 気持ちを忘れない

背中あわせで 話しかける 声は届かない
ふれるだけで すべてわかりあえたら
どんなにいいだろう
でも すべてをわりあえないからこそ
知りたいと思う
知ってほしいと思う

「夕日に染まった顔が赤くなってる。僕の背中に かかる君の重さが 心地いい」

さあ 家に帰ろうか 今晩の夕飯まだ決めてないよって 笑う君を見て 僕も笑う

そんな 毎日が ずっと続くように 願う。

2016/01/16 (Sat)
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