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[191040] 夜明けの翼

詩人:どるとる


冗談めいた 僕の戯言が
旅立ちの合図を切るスタートの銃声なら
そのがむしゃらな思いは放物線になって
明日へと 放たれていく

この旅には ゴールなんてないんだろう
走り出したらどこまでも行く思いだ

夜明けの翼がもしも僕の背中にもあるなら
こんな場所でくすぶっている場合じゃない

雨に濡れながら 風に切り裂かれながら
日差しに焼かれながら
誰かに愛されながら 誰かを愛しながら
時には信じながら 時には疑いながら

何が 大切なのかを知ってゆく 今はそれが当面の宿題だ

ほどほどの付き合い それなりの関係
一緒にいれば喧嘩ばかりしている
離れたら離れたで寂しくなるのです
素直になるのもどうやら一苦労

大好きな歌を口ずさみながら 歩く
見つけた 一番星に名前をつけた

駆け抜けるその速度で何もかも 追い越してゆく
空も 大地も 僕のスピードには追い着けない

昨日を振り返りながら 明日を 夢見ながら
今日を生きている
悲しみに苛まれて
喜びに出会して
時には 嘘もつきずるくもなって

濁った世界でたったひとつだけその中に光る雫

手のひらに もてあそんでるだけの
むなしい時間なら ちょっと
外に出て まだ知らない景色に会いに行こう
君が知ってる世界はまだ ほんの一部にしか過ぎないと わかるよ

夜明けの翼がもしも僕の背中にもあるなら
こんな場所でくすぶっている場合じゃない

雨に濡れながら 風に切り裂かれながら
日差しに焼かれながら
誰かに愛されながら 誰かを愛しながら
時には信じながら 時には疑いながら

何が 大切なのかを知ってゆく 今はそれが当面の宿題だ。

2016/03/02 (Wed)
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