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[191210] 雨に歌えば

詩人:どるとる


道の先に知らない物語が
まるで 足跡のように続いていく

誰もいない 真夜中の静かな 駅前
雨が 屋根を濡らしたのは10時を過ぎてまもなくのことです

揺れる心のままに 誰かを思えば

悲しみは雨になってこの頬に降るよ
受け流す傘もなく 流れて落ちて はじけて消えた

静かに夜明けを待っている
光は 暗いから見えないだけ

昔の映画に雨に歌えばっていう
そんな映画があった どんな内容かは忘れたけど

眠ってしまえば消える寂しさなのに

あなたの 隣で夢を見たいと 思うのは
あなたの寝顔を 見たいからだよ 内緒でそんなことを思う。

2016/03/23 (Wed)
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