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[192158] 手紙

詩人:どるとる


梅雨の終わりに最後の雨が降る
わざと濡れて帰る あじさいの咲く道

ゆるやかな坂道が 果てもなく続いてる
手を伸ばせばすぐそこにある未来

悲しい報せは 僕に手紙のように届いたよ
無人駅の駅舎で 見つけた誰かの思い出

そっと風が運んだ 夏の贈り物

やることもなく ただ退屈をもて余す
用もなく行ったり来たりする階段

強がれずに 負けた昨日を忘れても
痛みだけはいつまでも覚えてる

悲しい報せは 僕に手紙のように届いたよ
無人駅の駅舎で 見つけた誰かの思い出

そっと風が運んだ 夏の贈り物。

2016/07/16 (Sat)
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