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[30042] 違和感のジュース

詩人:タンバリン


ぼくは確かにそこに水風船を持って立ってた。

割れた音がする。ガラスって何でできてるんだろう。

コップから何かがこぼれていて、ミルクかも知れないし煙草の灰だったかも知れない。

タイプを打つ音で火がついて何かがこぼれきってしまう。

違和感のジュース

違和感のジュース


溶けた鉛の様な味。

半透明のビンの間ザラザラを見わたしてる。

天井と自分との間にふわりと浮いている。

一瞬脳に、違和感の果汁が染み込む。

2005/03/21 (Mon)
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