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[165386] 桜と君の頬

詩人:波瑠樹

賑わう街の中心地から
少し外れた場所にある、
一件の雑貨屋。


今日は暖かいから
歩いて探索しよう、と
君が言い出して

わざと細い裏路地を
二人歩いている途中、
僕が先に見付けたのだ。


僕は本来あまり
こういった小物には
関心がなかったが、

嬉しそうにその店に
駆けていく君の後ろ姿が
妙に可愛くて

思わず僕も笑顔で
店内に入る。


店内はアットホームな
雰囲気で溢れ
手書きのポップや
手作り感のあるショーケースに、

お行儀よく、所狭しと
雑貨達が並んでいる。


どれもが、手に取ると
暖かくふっくらとした
オーラを放つ‥


ふと君を見ると
小さな桜のモチーフが付いたかんざしが
気に入ったようで、

鏡の前で
何度も髪にあてながら
満足気に笑顔でポーズを
取っていた


僕は
君への初めてのプレゼントをそのかんざしに決め、

会計を済ませた後
店員の人に頼んで、
その場で君に付けてもらった。

そうして店を後にした。




店を出てからも君は
何度もかんざしに触れては
心底嬉しそうに
僕に笑いかけてくる


こんな笑顔が見れるなら
探索した甲斐があったな‥と、

彼女の頬に軽く触れた後
その手を取り
幸せな気持ちで歩き出した‥


ほんのりと染まった
彼女の頬は、
髪にさした桜色に似て


柔らかな春の訪れが
間近である事を

風の匂いと共に
僕に感じさせていた‥。



2011/02/12 (Sat)
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