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詩人:はっち

星が瞬いてる

月が孤独そうにたたずんでる

やさしい風が頬を撫でる


日常的で

当たり前にそこにあったもの

あることは知っていた

でも目を向けてはいなかった…


全身に降り掛かる太陽の熱や

涼しそうに揺れる桜の花

足元で駆ける草原たち

海に沈んでゆく丸い夕日…


すべてが生きている

生き生きとしている


綺麗なものを綺麗と言わず

花を楽しむ心も忘れ

すべてを拒否していた


綺麗と口にするのが怖かった

花を楽しむ余裕などなかった


いつも焦っている

いつも恐れている

いつも孤独に苛まれてる…


そう理解するのが嫌だった

私は独りだと…

2010/07/10 (Sat)
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