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[96488] 冬を越して春を待てるなら

詩人:シゲヲ

死はすでに決まっている
悲しみと刹那に響くヒトの心
だれもが忘れようとして忘れられぬ心


あれから二人は旅立ち
時のいたずらに彷徨っている
吹きすさぶのは雄々しい風
そこで巡りあうために


音もなく崩れ落ち
音もなく零れ落ちてく
涙は頬を伝って落ちて
ヒトの心に優しく伝わる


それはまるで
時計のハリのように
人生は儚く進む
前に、前に
誰も止められない鼓動
きっとそれは何度もこなして
小さな手で砂時計で持ち変える


ああ、それが世界の選択
空を羽ばたく鳥のように
迷わず羽ばたいていけるなら
冬を越して春を待てるなら



命の螺旋はどこまでも続いて
きっと終わりの無い
なにもかもが終わることを諦めて
諦めることも諦めた


ラララっと歌ってみよう
この大空と大地の狭間で


命を賭けて、狂い歌い続けよう

2007/04/14 (Sat)
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