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[123731] 冷麺ちがい

詩人:まとりょ〜鹿

ガッチガチの猫舌女に

アッツアツなラーメン

手作りで猫舌をもてなす。


作ったはいいが
なかなか箸を付けてはくれない。

ヤッパリな
なんて思いつつ
嬉しそうに丼を眺める女に
早く食べるよう促したんだ。

アイツはニッコニコしながら
横から流れる髪かきあげて


“私、冷麺にした方が好きなの”


勿論彼女はニッコニコしながら
首を傾げ髪をかきあげ

俺は一瞬何の事かと
振る舞ったラーメンが
可哀想になり怒りを覚えたが


アイツはラーメンを冷まし伸びきったモノを
冷麺と呼んで無邪気に笑っていただけだった。


盛岡に謝れ。
そして早くラーメンを食え。


ガッチガチな彼女に
アッツアツな俺。

麺だって何だって
熱いうちに食べるが吉

見つめる姿勢だって熱いものになるさ。


そして俺も密かに…
盛岡に謝る。

2008/03/29 (Sat)
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