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[106265] くさり

詩人:せーや

君はいつからか 
僕の呼び掛けに、答えてはくれなくなったね 
ギュッとちからを込めて、君の小さな手を握っても
いつからか、それさえも僕の一人よがりになって…

仕事が休みな週末は、いつも部屋で 
君と朝から二人きり 
話すのはいつも僕だけど
そんな時間も、こんな僕にとっては何よりも大切な時間で 

暇人なのね、と笑う君
知らぬ間に僕と君を繋いでいた 
固いくさりを君は必死に壊そうと 
毎日見えないくさりを叩く君の姿は 
僕に優しさというものを教えてくれて 
僕に涙というものを与えてくれて 
君がどんな夢を見ているのか分からないけど 
どうか 僕がそばにいますように 
どうか 君が笑っていますように

2007/07/30 (Mon)
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