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[194935] 秋が降る

詩人:たかし ふゆ

しまい込んでいたシャツの柄を久しぶりに見て
秋が来たと認識する
同時に、何かが終わったということも

時計の針が一人で進んでいく
俺は、新しい物語を作らねばならない



何も無いところから何かが産まれてくるのは不思議だ
ひとつ前の電車に乗り遅れたことでさえ
「芸術だ!」などと思えてくる

どうしたら理解されながら生きていく事が出来るのか
理解される事は難しい
信用される事は難しい
そのための努力の仕方が、わからない

コミュニティ
コンバイン
コンバージ

暗闇のなかを、手探りで進むのだ
秋になると、輪郭のない何かが爆発しそうになる

2018/10/03 (Wed)
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