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詩人:現実的SUGILL




立ち止まり
そっと、振り返り見れば

最敬礼している
あの日の私...

胸が痛んで
なぜかキュウとなった


開店休業中の人生。

答えはとても
容易に導き出せるよ

湿ったリビングに
響くのは
機械音だけ

孤独は類友


たとえるなら
ささくればかり
気になって

夢物語だけを
選んでしまう

遠くの空模様
期待するあまり

ここにある
美しさを

見落としている


夜明けの到来を
待つように

杞憂の連続

不安だけが自由自在
疾走していく

おかしくなってしまいそうだ


はぁあと深く息をして
また

世界と自分を
連結させた

これからの私
明日からの私

何もしない時間がこわい


頬をつねって
着地点を探せ

みっともなく足掻け

試行錯誤しろ

「駄作」ならそれらしく。
醜さを全うしたい

覆せないなら
それも
それでまた、よし


弱さを認め
受け容れる

その瞬間から

私は
強くなるための
第一歩を踏み出せる

ここに鏡はないけれど
きっと明日は

いい顔をしているはずさ


やれるだけ
やってみよう

行けるとこまで
行ってみよう

肩で風を切るように
少し速足で。


新しい道
果てしない道

護るものも
失うものも
何ひとつ持たぬ者の

無敵さを
今夜は痛感している


憂うより
笑うべきだ

悩むより
壊すべきだ

時には楽観的に。

自由だって
きっといつか
見つけられる


2014/11/24 (Mon)
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