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[184646] ○●ポルカドット●○

詩人:現実的SUGILL




ほんの少し
ほんの少しだけ

欲を出して。

人生も味見をしてみようよ
ちょっとの勇気、だよ



「お口に合います?」
「おいしいですか?」

「お好みじゃない?」
「もうちょっと、スパイス多め?」



それは限りなく
無垢というものに近い

真っ白な余白で
空白で

無限のキャンバスだから。



ためらうことは、ないし
こわがることもない

はじらうこともないんだよ

「どうか
ありのままで、いて」



何かを捨て去って
何かを開き直って

息切らして走るのなんて
ねぇ、久しぶりでしょ?



丘を駆けあがったら
夕暮れのピンクに泣いたり

吹き抜ける風が
目に沁みたり



いま、生きてると思える
その瞬間を大事にしてよ

そして、すかさず
心のシャッターを切るの



傷口から溢れ出す
不安も痛みも悲しみも

これからの愛や夢や幸せで
塞がってゆくから

わたしが塞いであげるから



「どうです?」「お口に合いますか?」

「クセがあるけど、
病みつきになるでしょ?」



虜にしてあげたいの

わたしのそばで
永遠に生きてたいと、願うほど。

君がまっさきに選びたいと
思えるように



欲張りは、素敵
ワガママは無敵!

信じて
もっともっと

ここにあるもの愛せるだけ
ありったけの力で

愛してほしいんだ



2014/04/14 (Mon)
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