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[115120] 文末までの降下

詩人:あいる




枕が硬くて寝違えた晩秋


距離を読み違えて
伸ばした手は

掛け違えたボタンの
愛しさを射る




冬に届いて弾ける

ささくれた指は
マフラーを引っ掻くんだ



上手く慣れる予定日は

顔に嘘つきと書き殴って
放棄したい今、光



自動ドアが開くまで待てないボクは

何も残らないことを記す




夕陽が昇る


目覚ましじゃなく寝るためのアラームが唸る



ごめん、あそばせ




枕なしで眠る今日

どーか君に似た淋しさを

2007/11/20 (Tue)
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