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[67961] I and I

詩人:あいる



地球の水分より多くの苦渋を飲み干してきた

それなのに
自分含め
人との接点を断ち切ろうとは考えられない

なのに強がっては

一人の時間が好き。

だなんて誰かに伝えるの?自分の中で叫んでりゃあ
いいものを

もういーよ

眼が腐り果てる程
見飽きたはずだろ

子汚い世間体と中途半端な期待や残酷な綺麗ごと

眼が見えなくなってきて
振り返るとやっと観えてきた?

勘弁してくれ
だせぇ歳はとりたくないよ

サイズの合わない服を着せられた犬は当然のごとく
怒り狂い
飼い主を噛んだと思ったら即、保健所で始末

もう勝手にしてくれよ
ちゃんと
火葬してくれたよな
あの犬の気持ちを
人工的な炎で


去年の
半月前の
昨日の
2、3時間前の

さっきのボクの本音が洩れる
もう幸せも不幸せも飲めないよ。俯きたくないんだ。

三日月のギロチンで
公開処刑希望状態

首だけで笑い転げてやるよ

瞬きのさきのボクは唄う。もうちょい飲んで
吐きちらしてみろよ

反射して
キレイな空がミエルぜ


おえっ

もう気味が悪いんだ
ボクの体の中を占めてる
6、70%の揺らめく何か


苦渋でないことは何故か
理解できてて
この内気汚染された塊が
心なら
親やメディアでよく耳にする成長って
すげー簡単で難しいんだな

君からみえる
ボクの塊は何色?

ただでさえ息苦しい世界でどーして重力なんてもんが産まれちまったんだ

倒れこんだら
コンクリートのベッド
星空の毛布
以外と闇は暖かい

もう休んでしまおーか?

喉に指をつっこんでも
よーく眼を懲らしても

躊躇する口元
ぼやけた景色、色彩

また飲んで飲んで
飲まれて飲んでしまう


背中をさするアタタカイ手


遠回りしてもそれに触れる勇気を。

ボクの中に揺らめく何か。そこにハンモックでも敷いて
津波でも待ちながら
ゆらゆらと漂っていよーか


向き合うボクとボク。

2007/11/16 (Fri)
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