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[181920] ジャンプ

詩人:カィ

小枝にとまった鳥を
2人で見ていた

さっきから飛び出そうとして
羽ばたいては諦めたように戻ってくる

君と僕は飽きることなく
その様子をずっと見つめてた

何度目かの挑戦でなかば落ちるように飛び出した鳥が
それでもやっぱり産まれもった才能から
地面に着く前に青い空に舞い上がって消えた

君は眩しそうにいつまでもその後を見つめていた

揺れる梢に君の思いを重ねて
君も出来るよ、と言いかけてやめた

君の目がそんな言葉は必要ないくらい輝いて見えたから



kikaku2013「梢」

2013/05/29 (Wed)
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