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詩人:小さな貝がら

振り返れば
あなたが作る温かい
夕飯を思い出します

白衣姿のあなたは
一番輝いていて
そして凛として
家で見せる顔とは
違うあなたを見ました

きっと分かってたでしょ
隠していても

でもあなたは何も言わず
知らないふりをして

毎日何事もなく
過ごしていたけど

本当は辛かったんでしょ
誰よりも自分の事分かるから

苦しさ見せない
あなたの笑顔
そんなあなたを
尊敬します

最期の 最期の 温かさ
1人胸にそっとしまい

私の一番大事な物
寂しくなった時
悲しくなった時

直ぐに触れられるように
そっと記した
私だけの栞

2018年9月作
By 音無詞 詩

2018/09/10 (Mon)
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