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[171021] 32号線

詩人:さみだれ

いつからそこにあったのだろう
帰れない息苦しさとか
これからの夜のこととか
なんで月は教えてくれなかったのだろう

知らない地名のナンバー
色とりどりのボディ
止まらないことが退屈なんて
思ってもみなかった

ここから見える空は一体
どうやって俺に見せているのだろう
雲が綿菓子みたいで
なのにこの重たい苦い気持ちに押し潰されそう

俺のナンバーはどこへやら
雲みたいなボディは染まらない
こんな夕暮れの赤い
赤い赤い町だっていうのに

帰れない息苦しさとか
これからの朝のこととか
なんで太陽は教えてくれなかったのだろう

2011/09/10 (Sat)
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