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詩人:さみだれ

"あなた"という何かを信じることが
馬鹿馬鹿しくなってきた
"あなた"という何かの輝きなど
太陽のそれに比べれば可愛いものです
"あなた"など私にとっては所詮その程度の存在
だからどうでもいいのです
心などというものは距離や時間には遠く及ばない
無価値なもの
"あなた"という何かが訴える心なんて
飽きたおもちゃのように
いつか捨てられるのです
だからもうどうでもいいのです
"あなた"が生きているという根拠なき存在の認識
つまらない時間でした
無駄な時間でした
"あなた"という何かが私に与えたものは
見えないものを信じるなということ
そして今やそんなことすら
意味のない言葉の羅列へと化しました
"あなた"という何かを信じること
恐ろしい呪い
タイムスリップ
滑稽な人形
"あなた"という何かの輝き
夜にすら目立たなくなりました


2011/09/28 (Wed)
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