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[137498] 祭りの[ピエロ]

詩人:レモン汁


昔むかし祭りがあった

美しい街
古くて懐かしい街の祭り

誰もが楽しく踊るように
その「ピエロ」も踊っていたんだよ

楽しそうに



[少年]が僕
街の広場で目覚めた
左の瞳に眼帯をかけて

僕は記憶喪失症候群
[昔]の記憶を置いていった


「ピエロ」は街の誰よりも
ひとりぼっちで

一番のひとりぼっちは
僕だった


街にはヒトであふれてたよ確かにヒトであふれてたの
だけどそれらをヒトと呼べるかは分からなかった



色とりどりの 紙吹雪

雲ひとつないのに 白い空

一言も喋らないヒト達


笑い声は 聞こえない


いつ始まったのか
いつ終わるのか


[ピエロ]は一人で笑ってた

[僕]は[ピエロ]に近づいた



[ピエロ]は本当に変なやつでね、どの[ピエロ]よりも真っ白だった

白い衣装に
白い化粧の顔に
まっさらな心

記憶のない僕よりも純粋で
真っ白だった



僕は[ピエロ]に聞いてみた
「何でそんな可笑しいの?」


[ピエロ]は笑いながら
泣きながら
呆れながら

楽しそうに


こういった




「オカシイのは

私よりも



こんな狂った世界で
冷静でいられる


君の方さ」



2009/02/13 (Fri)
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