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[173620] 透明な鍵

詩人:さらら

 


僕は僕のことを考えるのが苦手らしい



僕の意識のなかの
引き出しは


満杯さ


自分を 誤魔化すために
集めた専用の


溢れて閉まらないよな
引き出し


大事な小さな宝箱も在るんだ


あまり開けなくなった


時折 時に流され


開き見ることさえ忘れてしまう


鍵を

いくつ無くしたろう



雪雲上の月

照らして

見つけるつもりだった


雪雲
隠して見えないような


そんな時でも

雪雲は きれいで


そのまま 寒いので

捜さなかった


また創ればいい


創る世界に居ても


逢えないよ


何故なら その世界でいつも逢えたから


透明な鍵


そう開いた 答え












2012/01/23 (Mon)
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