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[172975] 冬_季節の君

詩人:さらら

 


きれいな雪は冷たく
美しい


雪溶けて
冷たい風ばかりの冬は


やはり花咲く少しずつ
あたたかくなること
イメージした


そしていつもその春は
悲しい事実ばかり
伝えてきて

けれど

それでも冬の次は春

春の次は夏

そして秋

冬と繰り返す


僕たちはいつも四季折々の島で

詩っている

冬の季節に君の

エナジー白い息と共に詩い

春の別れ始まりを

出発地点とし

そして様々な季節風に乗り

どうして
いつも
君は 悲 という台詞を

詩に乗せるのと
問われてしまうなら


やはりそれは
悲しいことが在るからだと答えるかもしれない

皆がそれぞれの
悲を時折 詩で吐き出して

悲のデトックスが
出来たなら

それなら詩の役割は

治療とさえ変わる



悲しい事だけの人生ではない

ただ悲しみが強かったため余韻が切れない


雪はいつもと同じ冷たさ
美しく降り積もり
溶けた後も


新たな季節はまた違った 僕たちを
伝えるだろう












2011/12/25 (Sun)
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