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魅依の部屋  〜 「例えば、あの時。」への投 票 〜

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[134615] 例えば、あの時。

詩人:魅依


私が私で有れたなら


君達は今、

此処に居たのかと。


不意に、考えた。




人は1人だが、

1人であって

独りでは無く。




嗚呼もう、面倒だなぁ。



いらないや。







そうやって生きてた。


私はそう生きて、


“ワタシ”はそう
生きなかった。


だから自分が解らなくて。


握りしめた腕に、爪痕。






増えた傷。

薄く成った傷。

偽りの個性。

握ったてのひら。

汚れたバット。

割れたコンクリート。

消えた叫び。

奇妙な笑い声。

くしゃくしゃな髪。

燃えた紙。

舞う灰。

美しい景色。

会話。

交流。

血塗られた過去。

ナミダ。

低い苦痛の声。

止まらぬ動悸。

くるくる回るタイヤ。

光る信号。



本心からの


笑 い 。














頭に入らない。



容量オーバーデス。
データ消去ヲシテ
新シイ記憶ヲイレマスカ?










何かが




音を立てて













コ ワ レ タ 。

2008/11/15 (Sat)
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