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[112810] 21

詩人:egnever

今夜ひとり夜空を見上げ 夜風にふかれ..
少し冷たくなった風は僕の頬の傷をつつく

涙したあとは夜と会うんだ 過保護に甘やかさずに静かにみてくれるから

日常は辛いことばかりさ 楽しくなんかないよ 今日も叩かれっぱなしで もう涙さえ出やしない...

こんな自分でも変えられるかな いつか立派に強くなれるかな
そう思いながら夜風に吹かれてた 10年ほど前のこと

友達と一緒に帰ったり 仲良くあそんだり そんな昼の生活に憧れてた僕は ひとりぼっち
弱いことは恥ずかしいと思ってたから いたずらで気をごまかした
でもそれが人の目には邪魔なゴミだとおもうらしい

さよならをしたあの日は 一体誰に別れをつげたのだろう?
今になってもわからないままうしろめたい気持ちだけが残り続ける
さっきも書いたね涙さえ出ないと。でも我慢強く耐えるほど、僕への風あたりはきつくなっていく
薄れていく視界の中で きっと僕は涙を流してた

夢の中でしか流せない涙はどこに流れていくの?

2007/10/20 (Sat)
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