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[93004] 響く足音

詩人:aria

月夜に響く足音に
誰もが恐怖を楽しんで

何故だろう
その日だけは
寂しそうに
聞こえたから

不器用だねぇ
なんて
間の抜けた
声かけて
物好きの醍醐味を
台無しにしてやったんだ

せめて
これくらい
要領良く生きてみろ
説教なんだか
馬鹿にしてんのか
とにかく本心は
泣いていたのさ

中途半端な
形の月が
やけに綺麗で
やけに輝いて
とにかく本心は
泣いていたのさ

その足音は
迷いがなくて
そのくせ
寂しそうだから
愛しくて
愛しくて
堪らなかったのさ

月夜に響く足音に
誰もが恐怖を楽しんで

二人で
駆け出してみたのさ
恐がらせてやろうと
笑いながら
泣いたのさ

月夜に響く足音は
はみ出し者の泣き声さ

どこまでも
迷いなく走ろう
いつまでも
泣きながら笑おう

生憎
もう一人じゃ
ないのだから



2007/01/07 (Sun)
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